バイクのウェアは処分よりも買取のほうがお得
バイクウェアの処分にかかる手間と注意点
バイクに乗る日、まず最初に気にするのが「バイクウェアを何にしようか」ではありませんか?
暑い日、寒い日、雨の日、スポーツ走行の日、ツーリングの日。
季節や目的に合わせたバイクウェアがいくつも必要になりますよね。
しょっちゅう買い替えが必要となるバイクウェアですが、処分の方法についてはなかなか多くを語られていないのが現状です。
方法としては大きく二つに分けることができ、「自分でバイクウェアを処分する」もしくは「バイク買取会社にお願いして引きとってもらう」のどちらかです。
バイクウェアを自分で処分しようとする場合は、一般的に「可燃ゴミ」として出すことができます。
しかし、まれにプロテクターが使われているレーシングスーツなどは「不燃ゴミ」扱いとなる自治体もあるので、チェックしてから処分するようにしましょう。
人気のバイクウェアのブランド、HYODやアルパインスター、バンソンなんかを無料で処分してしまうのはなんとももったいないです。
バイクのウェアを高く売るコツ
【ブランド】人気のウェアのほうが買取額は高くなる
※バイク比較ドットコム調べ(対象:100名)
メーカー名 | 利用者割合(%) |
---|---|
レザージャケット | 30% |
ナイロンジャケット | 30% |
レインウェア | 9% |
メッシュジャケット | 9% |
その他 | 9% |
ウィンタージャケット | 9% |
レーシングスーツ | 4% |
スポーツ系のエルフやゴールドウィン、スオーミー。
レザーアイテムで有名なカドヤ、デグナー。
機能性が売りのKISS、オフロード系のFOX、アメリカン系のschott。
レーシング系のイエローコーン、コミネ、クシタニ。
街乗りに快適なアールエスタイチやNANKAI。
バイクメーカー系のYAMAHAやハーレーダビッドソン。
これらのバイクウェアブランドが人気でした。
他にもアバクロやユニクロ、チャンピオンといったアパレルブランドのウェアも人気のようです。
【状態】新品に近い状態のバイクウェアのほうが買取額は高くなる
バイクのウェアをヤフオクやリサイクルショップで中古で買うとなると、気になる部分は「着用や転倒などによる消耗具合」と「付着した汗やにおい」でしょう。
これはバイクウェアの素材によって違いがでます。
例えば、革(レザー)のバイクウェアは、使えば使うほど表皮がなじんで長持ちするので、使用感をビンテージの風合いだと思えば消耗具合はさほど気になりません。
ミンクオイルとブラシを使って革のお手入れをすれば、更に風合いが増します。
専用のミンクオイルと馬毛のブラシを使ってメンテナンスをした後、陰干しをすればしみ込んだ汗やにおいも消すことができます。
よくあるライディングジャケットは、表地がナイロンで裏面にポリウレタンのコーティングを施したものを使用しています。
一般的な衣服に比べて複雑な構造のライディングジャケットは、洗濯機の使用が不可なので、少々面倒でも中性洗剤を使って必ず手洗いを行ってください。
部分的な汚れを落としたい場合は、台所用スポンジを使って軽くこすり洗いしましょう。
洗いおわったら脱水ですが、洗濯機の脱水モードを使うなら30秒程度にしましょう。
それでも水気が気になる場合はドライタオルでふき取りましょう。
その後、陰干しで自然乾燥させればかなり復活できます。
バイクウェアを買取してもらう前に少しお手入れをしてあげれば、買取額がアップする可能性は高まります。
【売却先】「バイク買取業者での買取」もしくは「個人売買での売却」がおすすめ
※バイク比較ドットコム調べ(対象:100名)
ウェアの売却方法 | 割合(%) | 平均買取額 |
---|---|---|
ウェアだけ個人売買で売却した | 41% | 8,611円 |
その他 | 36% | 0円 |
バイクと一緒に引き取ってもらった | 18% | 1,000円 |
ウェアだけ別の会社(用品店など)に引き取ってもらった | 5% | 3,000円 |
バイクウェアを高く売るなら「個人売買」、手間なく売るなら「バイクと一緒に引き取ってもらう」がおすすめ
※バイク比較ドットコム調べ(対象:100名) / 一部抜粋
ウェアの売却方法 | メーカー | 都道府県 | 買取額 |
---|---|---|---|
ウェアだけ個人売買で売却した | カドヤ | 神奈川県 | 20,000円 |
エルフ | 福島県 | 7,000円 | |
コミネ | 兵庫県 | 6,500円 | |
schott | 神奈川県 | 3,000円 | |
アールエスタイチ | 岡山県 | 1,500円 | |
ハーレーダビッドソン | 北海道 | 500円 |
バイクと一緒に引き取ってもらう場合、個人売買とは異なり、バイクのウェアの売却にいたるまでの手続きが非常に簡単で、また会社によってバイクウェアの買取を行っているかどうかは事前に調べておけば、ほぼ確実に買取してもらうことができます。
多くの人は、バイクを売却する時点で、バイクウェアをどうすればいいのかがわかっていません。
そして、実際にバイクウェアの査定額を聞いてみたら「意外と高額だったから売却した」という人がほとんどのようです。
初心者でも簡単で、安心に手間なくバイクウェアを手放すことができます。
「個人売買」は一番高く売れる可能性が高いが、「難易度」と「リスク」が高い
バイクウェアの買取額が最も高いのは「バイクウェアだけ個人売買で売却した」という売却方法でした。
具体的には、ヤフオクなどのネットオークションサービスやメルカリなどのフリマアプリに出品するといったものです。
ヤフオクやメルカリで、検索ワードに人気のバイクウェアブランド「エルフ」や「カドヤ」と入力すると、何百件と出品情報がヒットするでしょう。
一方で、個人売買を選んだユーザーのほとんどが「ヤフオクやメルカリの利用経験がある」ということもあり、個人売買による売却に不慣れなユーザーにとっては敷居が高い売却方法と言えます。
バイクのウェアは用途やサイズが細かく設定されているので、ブランドや機能が良くても目的やサイズが合わなければ買い手がつかないこともしばしばです。
例えば、アメリカンバイクには「schott」や「ハーレーダビッドソン」などのレザーのダブルライダースジャケット、オフロードバイクには「FOX」などのエルボーガードとニーガード装備のジャケット、スポーツ走行用には「コミネ」や「クシタニ」などのプロテクター内蔵のレーシングスーツがマッチするでしょう。
その上、バイクウェアは乗り手の手足の長さや胸囲、肩幅など、バイクの乗り心地に直結する細かい部分まで気にする必要があるため、いくらブランドが良くてもサイズ感が重要です。
人気の「エルフ」や「カドヤ」のバイクウェアでも、定期的なお手入れをサボってしまってレザーにカビが生えたり、首元に汗シミが出たり、そのような状態が良くないものは売却が成立しない可能性もあります。
努力して個人売買に挑戦してみたはものの、誰にも売却できずに泣く泣く処分することになる可能性も少ないとは言い切れません。
バイクのウェアの買取に関する感想・クチコミ
「(車体と一緒に)バイクウェアも売却した」というユーザー
● 「ウェアも一緒に買い取ってくれるということを査定時に初めて知り、今後使う予定もなかったので買取してもらいました」
● 「バイク買取会社さんにバイクと一緒にウェアも買取してあげると勧められたので、ついでに引き取ってもらいました」
● 「使い込んだウェアで、穴もあいていたので、どうせお金にならないと思いバイクと一緒に引き取ってもらいました」
「(車体とは別のところで)バイクウェアを売却した」というユーザー
● 「ものは試しにフリマアプリのメルカリに出したら、売れました」
● 「バイク用品の取り扱いがある大型リサイクルショップに売却しました」
● 「友達が使いたいと言ってくれたので、すぐに格安で譲ってあげました」
「自分でバイクを処分した」というユーザー
● 「ウェアが売却できるなんて知らなかったし、またいつかバイクに乗るかなと思ってしばらくは保管していましたが、結局は捨てました。」
バイクのウェアを売るなら、ウェアも含めてバイクの査定額を提示してもらうようにしよう
バイクを売るタイミングでバイクウェアを売却するのであれば、ウェアも含めた査定額を各社に提示してもらうのが良いでしょう。
ウェアがバイクの査定額に大きな影響を与えるかどうかはわかりませんが、少なからず自分でウェアを処分する手間を考えれば、一緒に売却してしまったほうがお得でしょう。
バイク比較ドットコムでは、お住まいに合わせた最大6社のバイク買取業者を紹介することができます。
何社かにウェアも含めた金額を査定してもらい、最高額だった会社にまとめて売却してみてはいかがでしょうか。
「バイクウェアは売らずに持っておく」という人は6割ほどいる
※バイク比較ドットコム調べ(対象:100名)
ウェアの売却方法 | 割合 |
---|---|
現在も所有している | 57% |
ウェアだけ自分で処分した | 17% |
ウェアだけ個人売買で売却した | 11% |
その他 | 10% |
バイクと一緒に引き取ってもらった | 5% |
ウェアだけ別の会社(用品店など)に引き取ってもらった | 1% |
(合計) | (100%) |
アンケートの結果によると、126cc以上のバイクユーザーを中心に「もう一度バイクに乗るかもしれないからそのときのためにウェアは捨てずにとっておきたい」という人が多いようです。
近頃のバイクウェアは人気ブランドである「schott」や「FOX」のように、ストリートカジュアル色が強いデザインが目立つので、普段着として着用している人も多いのではないでしょうか。
また、人気ブランドである「ゴールドウィン」や「アールエスタイチ」のように、防風や断熱といった高機能なバイクウェアは自転車やアウトドアのシーンでも便利に使えるため、バイクを売った後でも使用している人は多く存在します。