おかげ様でご利用者数79万人突破

【話題再燃】元SMAP森くんが活躍してる「オートレース」がいろんな意味でやばい

【話題再燃】元SMAP森くんが活躍してる「オートレース」がいろんな意味でやばい
ライター名
バイク比較 (ばいくひかく)
ライター

※出典:【オートレース公式】 http://autorace.jp/autoinfo/mori.html

最近インターネットテレビ、AbemaTVの生放送特番『72時間ホンネテレビ』で元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾と共演を果たした森且行、通称「森くん」が大きな話題になっています。

森くんは同じく元SMAPで、1996年にグループを脱退後は、オートレースのトッププレイヤーとして活躍している人物です。 そこで話題再燃となった森くんと、知っていそうであまり知らないオートレースの世界について、あれこれ調べてみました。

オートレースは最高にエキサイティング!でも危険と隣り合わせ?

オートレースの画像

出典:http://bebu.jp/

オートレースとは、日本におけるモータースポーツのひとつで、プロのオートレース選手達が競走車(二輪車)によって行う公営競技と定義されています。

つまりはスポーツギャンブルとして、プロのオートレーサーがレーシングバイクでレースをするということですね。

オートレースの主催は競輪と同じく経済産業省で、すごくしっかりとした公のバックボーンを持っています。

現在オートレースは川口市、伊勢崎市、浜松市、山陽小野田市、飯塚市の5箇所で行われているそうです。

平均時速は100キロ以上!なのにブレーキがない?

危険を表す画像

オートレースの最大の特徴は、直線87メートル足らずにもかかわらず最高時速が150キロメートルにも達するという、エキサイティングなスピード感です。

このスピード感は全ての公営競技のなかで最速、そして迫力あるエンジンサウンドを聞きながらレースを観戦できるという楽しみもあります。

オートレースのレーシングバイクは、ギアはローとトップの2段のみ、しかも平均時速は100キロ以上ですがブレーキはついていません

スズキ製の600㏄オートレース専用エンジンを搭載したセアというレーシングバイクのみを使用していて、常時左回りのオーバルコースのため、ハンドルが水平になるよう左ハンドルが高いポジションの専用設計となっています。

女性オートレーサーの死亡事故例も

英語版のウィキペディアによると、スポーツ競技別の死亡者リストで一番多いのが【オートレース】となっていて、2014年のデータではその数なんと378名と記載されています。

この数字は死亡者リスト2位の【登山】147名の倍にあたりますので、かなり危険なスポーツと呼んで良いでしょう。

やはりオートレーサーが死と隣り合わせのレースだからこそ、ファンのエキサイティング度もぐっと高いのでしょうね。

実際2012年には、当時アイドル級の人気を誇っていた女性オートレーサーの坂井宏朱選手が、午後の練習中にバランスを崩してフェンスに激突、頭蓋骨骨折により死亡するというセンセーショナルな事故が起きて大きなニュースとなっています。

ハンデ有のデッドレース、誰が勝つのか最後までわからないルール!

オートレースは1日に12レース開催されていて、1レースにつき8車が出走し、1周500メートルのオーバルコースを規定数ぐるぐると走行します。

一般レースは6周、G1とG2は優勝戦が8周、SGは準決勝戦が8周で優勝戦が10周まわるそうです。

オートレースでは、選手間に技量の差が出るので、着順やタイムを参考にしたハンデがそれぞれのオートレーサーに与えられています。

そのハンデとは、0線と言われるスタートラインから10メートルごと最大110メートルまでのハンデが課せられるそう、これはスポーツとしてはなかなか珍しいルールですよね。

なのでレース運びとしては【有力レーサーによる後ろからの追い上げ】か【ハンデ位置からの逃げ切り】のどちらかになるそうですよ。

ちなみにオートレースの開催期間は3日、4日、5日間の連続開催で、勝ち抜き方式で行われるレースは一般戦、予選、準決勝戦、優勝戦の順に行なわれています。

75歳のおじいちゃんがオートレーサー?その賞金は5億円!

出典:【オートレース公式】 http://autorace.jp/autoinfo/taniguchi.html

そして森くんたちオートレーサーとは、オートレースで賞金を獲得するプロスポーツ選手という扱いで、経済産業省管轄の国家資格を所持していないとなれないそうです。

実は森くんも、SMAPをやりながらもオートレーサーになりたいという夢を叶えるために、メンバーに内緒で勉強をして見事に国家試験を突破したのだそうですよ。

実はオートレーサーは、選手寿命が長いことで知られていて、平均するとデビューの20歳からの現役期間は大体30年から40年くらいと言われています。

なんと2017年3月に引退した現役最年長オートレーサーと言われる谷口武彦選手は75歳、生涯獲得賞金は約4億6800万円だそうですよ。

現在43歳の森くんも、あと30年くらいは、トッププレイヤーオートレーサーとして活躍できそうですね。

がっぽり儲かるオートレーサー!その収入は?

森くんたちオートレーサーの収入源は、主にレースの賞金で、例えばスーパーグレードレースの優勝賞金は全日本選抜GPが1300万円、日本選手権が1700万円、SS王座決定戦が3000万円と大変高額です。

なのでトッププレイヤーオートレーサーだと、年間に1億円以上の賞金を稼ぐことできるそうです。

しかしオートレーサーは職業が個人事業主という扱いになるため、レーシングバイクのエンジンやフレーム、消耗部品のタイヤ、ユニフォームであるツナギやプロテクターまで、レースに必要な用具は全て自腹で購入しなければならないそうです。

森くんと並ぶ人気オートレーサーの永井大介選手は、TV番組『ナカイの窓』に出演したとき、収入からそれら諸経費をまかなっていることを明かし、年間1000万円くらいは費やすと説明していました。

森くん収入なんと6億円!そのランキングと年収は?

大量の札束の画像

オートレーサーの収入は大変高額だと前述しましたが、実際森くんの収入はどのくらいなのでしょう。

オートレーサーはレース順位、タイムを元にクラス分けされていて、上位48名がS級、それ以降の272名がA級、更にそれ以降がB級とされています。

森くんは、2000年にS級にランクされましたが2005年にはA級に陥落、そして2006年にS級再復帰、2017年にA級に再々陥落しましたが現在はS級に再々復帰しています、すごいですね。

現在までの森くんの戦歴、受賞歴は、

● 通算優勝回数:30回
● グレードレース(SG,G1,G2)優勝回数:5回
● G1優勝回数:2回
● G2優勝回数:3回
● 特別賞:1回
● 日刊三賞・特別賞:1回

という、とても華々しいものとなっています。

2017年11月5日の時点で、森くんはスタートタイミング平均タイムの全国ランキング(STランキング)では2位と、好成績です。

そして気になる森くんのただ今の賞金ランキングですが、全国ランキングで41位の1519万円となっています、これは想像より低い感じがしますよね。

しかし森くん、実は2008年には腰の手術をしながらも好調を維持し、最終的に全国賞金ランキング10位の4500万円超を獲得しています。

しかも今年はS級に再々復帰し、生涯収入6億円ともウワサされているトッププレイヤーですので、今後のレースでもっと稼いでいくのではないでしょうか。

オートレース場に行ってみよう!車券を買ってみよう!

全国5箇所で順次開催されているオートレースですが、実際にオートレース場ではどのような流れでレースが行なわれているのでしょうか。

オートレース場での1レースあたりの流れ

① オートレーサーの紹介
試走の開始前に行われます。誘導車に従って出走するオートレーサーは1号車から8号車まで順にコースを1周します。

② 試走
オートレーサーとレーシングバイクの調子を見せるため、コースを全力で1周走ります。その平均タイムを見て、購入する車券を予想します。

③ 車券発売
試走後、最終検査を受けて異常がなければ出走確定、車券が発売されます。オートレーサーはピットで待機です。

④ スタート
オートレーサーがエンジンをかけ、それぞれのスタート位置に付きます。大時計が12時を指したら、一斉スタートです。

⑤ レース
レースは通常6周で、大きなレースでは8周、10周で行われています。

⑥ ゴール
最終周の4コーナーを立ち上げたらゴール。チェッカーフラッグが振られます。

⑦ 勝車確定
レース終了後、勝車が決定し、払戻金額が確定します。

オートレースで車券を買うには、試走をチェックするのが最重要だと言われています。

試走タイムと各オートレーサーに課せられたハンデを照らし合わせて、軽いハンデのレーサーが、重いハンデのレーサーより、良い試走タイムを出していたら、軽いハンデのレーサーの方が良いと予想していきます。

あと、レース当日の天候も大きく影響するため、雨や路面状況なども予想材料にしましょう。

車券の購入方法

もちろんオートレース場で試走を見ながら車券が買えるのは当然なのですが、他にもオートレースの車検を購入する方法があります。

オートレース場に行けないときでも全国にある場外車券発売所で車券を買うことができますし、会員登録は必要となりますが電話による購入やインターネットによる購入が可能です。

そして試走やレースはCS放送でのテレビ中継やインターネット動画中継で見ることが可能です。

これら便利な車券購入方法を使って、自分のライフスタイルに合ったオートレースの楽しみを一度体験してみるのはいかがでしょう。

元SMAPオートレーサー森くんを中心とした、オートレースのあれこれ、いかがでしたか。

きっと話題再燃となっている森くんも、これでオートレース業界が少しでも盛り上がってくれることを望んでいることでしょうね。