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【図解】バイク・原付「6つの処分方法」と「絶対に損しない処分の流れ」【徹底解説】

原付を処分するにはどうすればいい なにをすればいい
ライター名
バイク比較 (ばいくひかく)
サポート&ライター
バイク比較.comのサポートとライターを担当しています。

原付やバイクはどう処分するのが一番よいのか本当に分かりにくいですよね。私自信、処分の方法がわからず高額な処分料を払ってしまった苦い思い出があります。

バイクは基本無料で処分できますし、書類の手続きも業者が無料でやってくれます。でも中にはそうでない場合もあります。様々な状況に合わせて、バイク処分の具体的な流れ、安全で絶対に損しない処分方法を自信をもってお伝えしていきます。

■目次

バイクの処分費用は『無料』が相場

原付バイクの処分にかかる費用は業者によって様々です。

処分費用はほとんど場合「無料」で済みます。かかったとしても「~¥10,000内」で済みます。もしそれ以上の処分料を請求されている場合は、処分先を間違えています。

以下の表をご覧ください。

処分先処分費用(相場)書類手続き買取おすすめ
バイク買取業者(バイク王など)¥0~¥8000¥0★★★★★
廃車専門業者¥0~¥10,000¥0★★★★
2輪車リサイクル指定取引所¥0自力★★
バイクショップ¥15,000¥10,000★★★
廃品回収業者不明自力
鉄くず・解体業者不明自力

2020年1月現在では、バイク買取業者なら無料のところもあり「バイク王」の処分料は「8,000円」が相場になっています。それ以外の業者だとバイクを処分することに特化していないため、余計な費用がかかるのが現実です。

もし急ぎで処分がしなければならない場合は、30分もあれば終わる「バイク一括査定」に出すのがおすすめです。

確実に損しない具体的な流れについては、絶対に損しない!バイク処分方法と流れまで進んで確認できます。

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一覧から選ぶ「バイクの処分先」

原付バイクの処分には6つの方法がありますが、何を処分したいかによって処分先も大きく変わります。以下の表は処分するものによって対応できる業者を一覧にしたものになります。

処分したいもの処分先
無料系有料系
バイク専門業者バイク屋解体業者廃品回収ガソスタ
バイク本体バイク本体--
事故車--
不動車--
部品取り車---
パーツバッテリー--
タイヤ-
マフラー--
エンジン--
フレーム--
ホイール--
リアボックス---
リアサス---
ミラー--
ハンドル--
サスペンション---
カウルや外装---
ガソリン----
廃油---
バイク+パーツ--

結論からお伝えすると、動かないバイクや原付でもタイヤさえ付いていれば、バイク専門業者なら無料か少しの処分料で済みます。

もしパーツなどが大量に余っている場合になると、本体とパーツは別の処分先を選ぶ事になりますが、パーツもまとめて処分してくれるバイク買取業者もいるので、まずは相談するのが先かと思います。

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バイク買取専門業者

【処分料】:買取 or 無料(状態によっては有料)
【手続き】:無料
【手間】 :1時間

処分するようなバイクや原付でも、唯一現金に換えてくれるのがバイク専門買取業者です。買取したバイクを海外に輸出したり、修理、販売することで利益を出しているためです。有名どころに「バイク王」があります。面倒な書類手続きも無料で行ってくれます。処分料がかかる場合もありますが、他の処分先の中では最安値の部類に入ります。

都道府県別のバイク買取業者一覧

バイク廃車専門業者

【処分料】:無料 (状態によっては有料)
【手続き】:無料
【手間】 :1時間

バイクや原付を無料で処分するのに特化した業者が「廃車専門業者」です。バイク処分.comが有名で、買取で値段が付かなかった場合や、買取で処分料が1万円を超えてしまう場合におすすめです。

バイクショップ

【処分料】:無料 or 有料
【手続き】:有料 or 自力
【手間】 :半日

処分料がかかるのが基本ですが、良い店舗や、乗り換えが目的なら処分料が安く済むことがあります。また、購入したところなら処分料が無料で済むことがありますが書類手続きは自力か、店舗に有料で頼む場合がほとんどです。

二輪車リサイクル指定工場

【処分料】:無料
【手続き】:自力
【手間 】:約1日間

ご自身のバイクがリサイクル対象車であれば、ここで認可されている所でバイク本体を無料で処分できます。「公益財団法人自動車リサイクルセンター」が運営しています。ただし書類の手続きは自身で行います。

確実に無料で処分できますが、かなり手間のかかる処分方法になります。

リサイクル対象かどうかは公益財団法人自動車リサイクルセンターから確認できます。車体番号を入力すれば、該当しているか確認できます。

不用品回収業者

【処分料】:有料
【手続き】:自分で行う
【手間 】:約半日

もっとも費用がかかる処分方法が「不用品、廃品回収業者」です。 処分料に明確な料金設定が無いことが多く、業者によっては「先積み」されて半強制的に請求される事があるので、業者選びがかなり重要です。

ただ、ほとんどのものは処分できるので、処分できない大量に余ったパーツとバイクを合わせて処分するなど、勝手が良いメリットがあります。

解体業者・鉄くず処理業者

【処分料】:無料 or 有料
【手続き】:自力
【手間 】:約半日

ほとんどの方は解体屋でお世話になることはありません。二輪車リサイクルシステムでも、買取業者でも、バイク屋でも処分できなかった方が該当します。 解体してもらうことは最終手段になります。

絶対に損しない!バイク処分方法と流れ

1.買取業者で査定する

処分するならまず先に買取に出す 買取に出す理由は、処分するようなバイクでも唯一値段をつけてくれるのがバイク買取の専門業者だからです。査定に出すと以下のパターンに結果が分かれます。

【処分までの流れ】
1.買取額がついてそのまま売却できた➡OK
2.処分料はかからないが、無料で引き取りしてくれる➡OK
3.処分料がかかる➡次のステップへ。

➡買取業者へは『バイク比較.com』から無料で申し込みできます。

2.買取が✖なら「廃車専門業者」で査定する

買取業者と廃車業者の違い 買取がダメなら次は廃車専門業者に頼みましょう。買取価格はほぼ付きませんが、無料で処分することには特化しているからです。

【処分までの流れ】
1.買取よりも安い処分料だった➡OK
2.無料で処分できた➡OK
2.買取のほうが安かった➡買取業者で処分してもらう
3.処分料が1万円を超える➡次のステップへ

➡処分業者へはバイク処分.comから無料で申し込みできます。

3.買ったバイクショップに相談する

バイクショップで処分しないほうがいい理由と流れ バイクを買ったお店なら、無料で処分してくれる可能性もあります。乗り換えする場合などは買取をしてくれる事もあります。ただ、基本的に処分するバイクが高く売れるのは買取業者なので順番としては後手になっています。

【処分までの流れ】
1.全部無料で処分してもらえた➡OK
2.処分料が高い!➡廃車専門業者で処分する
3.処分料は無料だが、書類手続きで費用がかかる➡廃車業者のほうが安いなら、そっちで処分する
4.どうしても費用を払いたくない場合➡次のステップへ

4.購入店が✖なら「2輪車リサイクル指定工場」を利用する

バイクをリサイクルする場合の流れ 処分料をどうしても払えない事情がある場合は、書類手続きは自力でやることになりますが、無料で処分できるバイク専門のリサイクル指定工場があります。自力で手間がかかるので、初めての方は大変な作業です。

【処分までの流れ】
1.リサイクルの対象になるバイクか確認する。 2.リサイクルに該当している➡指定工場に連絡を入れて手続きを行う
3.リサイクル対象ではない ➡買取専門、廃車専門、購入店の中で一番やすい処分先でバイクを処分する
4.それでも処分料が払えない➡最終手段「解体」のステップへ

➡リサイクル対象かどうかは公益財団法人自動車リサイクルセンターから確認できます。

5.廃品回収業者の見積もりをとる

バイクを処分する時、廃品回収で処分する場合は相当限られたバイクだけです。 書類は自力で行うぶん、バイク本体の処分料が安く済むことがあります。ただ、廃品回収で安く済むという事は、買取や廃車ならもっと手間なく安く済むという事です。

【処分までの流れ】
1.処分料が安く済むなら書類は自力でやる➡廃品回収の処分料が最も安ければ、そこで処分を頼む
2.廃品回収の処分料が、買取や廃車専門業者と同じ料金➡その場で値下げしてもらうか、買取か廃車専門業者で処分してもらう。
3.廃品回収の処分料が高額、なおかつ買取、廃車専門、購入店などどこも相手にしてもらえない➡【最終手段】解体のステップへ

6.【最終手段】分解して解体業者に鉄くずとして出す

もうここまで来ると、相当な状態のバイクという事になります。私自身経験がありますが、どこも相手にしてもらえない時は本当に悲惨です。

できる限りバイクを分解し、売れる部品は個人売買で出品し、売れない部品は、鉄、ステンレス、アルミまで徹底的に分解して鉄くず屋にもっていきます。 時間はかかりますが、そこまでやって初めてバイクを処分することができます。

昔は、「解体屋」なるところに持っていけば簡単に処分することができましたが、今は相当厳しくなったこともあり、簡単には解体してくれなくなりました。もし解体してくれるところがあれば、そこで処分してもらい、自身で書類の手続きを済ませましょう。

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バッテリーやタイヤ、パーツを処分する方法は?

バッテリー:量が多ければ買取に

基本的にはバッテリーはバッテリー専門回収業者に頼めばお金になりますが、料金や対応方法は地域や業者によって異ってきます。また、複数バッテリーがある場合でないと買取にはならず無料での回収になる場合もあります。

出張買取の場合持ち込みした場合無料処分の場合
1個未対応22円未対応
30個~1個当たり5円660円-

パーツ:買取と一緒か、分解して廃品に出す

パーツを処分する場合、「状態が良ければ個人売買で売る。少し悪くても値段を安くして売る。売れない場合は廃品回収に頼む。それでも費用が高くて難しい場合は、一度鉄くずやに「分解して綺麗にして鉄くず屋に持ち込むのは可能か?」と確認して持ち込む。それでも無理なら他のバイクと一緒に廃車専門業者にパーツも一緒に処分してもらう」。それでも厳しいなら、廃品回収してもらう。という手順になります。

※状態が悪くオイルに関係しているパーツ

サスペンション・ガソリンタンク、エンジンなど、基本的にこういったパーツは廃品回収が対応できます。オイルを全部ふきとり分解してステンレスやアルミ、鉄など素材別にバラバラに分解する必要があります。そのあと解体屋にいって、しっかり説明して処分してもらうようにお願いする必要があります。 また、廃車専門業者にバイクと一緒に他のパーツもまとめて処分してもらう方法もありますが、対応してくれるかは業者によって異なります。

※カウルや外装などのABS樹脂関係

廃品回収業者の場合:細かく切ってバラバラにすれば対応してくれる会社もいます。加工無しでは対応してくれません。 廃車専門業者の場合:別の手段として、他のバイクと一緒にパーツも処分してもらう方法もありますが、会社によって対応は異なりますので電話で確認しましょう。

タイヤ:ガソリンスタンドかバイクショップへ出す

ガソリンスタンドか、近くのバイク屋さんに有料で処分してもらう方法があります。 タイヤが大量にある場合で、持ち込むことができない時は廃品回収業者に電話して対応してくれるか確認しましょう。

また、タイヤの山が余っている場合は、綺麗にしてメルカリなどで安く売る事も可能です。

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【おさらい】バイク処分でやるべきことは3つ

原付の処分の流れは3つ

1.買取、廃車専門業者を探す

原付やバイクは、一般ごみのように簡単に捨てることはできません。バイクの専門業者に処分してもらうのが安全でもっとも手間がかかりません。

2.30秒で相場を調べて価値を知る

売れないと思っていてるモノを調べてみると、意外と値段がついているなど、新しい発見があります。 バイク比較のオンライン自動査定なら30秒で相場を調べられるので確認してみましょう。

買取業者に査定してもらう場合は、入力フォームに、メーカー名、排気量、バイク名を入力することで申し込みすることができます。また、査定額に納得がいかなければ買取をキャンセルする事ができます。

『関連記事』【保存版】原付バイクの買取で損をしないためのポイントとは?

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3.用意するものは2つだけ

【本人確認書類】:免許証・健康保険証・パスポートのいずれか1点
【印鑑】    :認印

の2点があれば、最短で1時間以内にバイクを処分することができます。より詳しい内容については、保存版】バイクの買取(売却)に必要な書類まとめから確認できます。

4.入っていた保険を解約・中断する

解約するのは「自賠責保険」と「任意保険」です。

バイク屋で加入した方はそこで処理できたり、自身で加入した場合はその保険会社に電話して手続きを行い、解約すると余分に支払ったお金が戻ってきます。

自賠責保険の場合は残りの期間分が保険会社から返金されます。 任意保険の場合は一括で支払った方は残り期間分だけ返金されます。

手続きのタイミングは、任意保険は処分前に、自賠責保険は処分後に行います。

事前に確認しておきたい事と注意点は?

原付バイクの処分前チェックリスト

今は何月何日?税金がかかる前に

毎年4月1日になると、原付をもっている方に軽自動車税を支払う義務が発生してしまいます。ただ3月31日までに処分が終わり、廃車の手続きが受理されていれば税金を支払う義務は発生しません。
バイクの「税金」はいつ?できるだけ早くバイクを売却したほうが良い理由

注意点1、原付が動かない場合

例えば、タイヤが前後無かったり、長期期間放置していてバイクが前後に全く動かない場合などは、追加費用がかかる場合があります。良心的な買取業者なら、バイクが前後に動くようであれば、単なるバッテリー上がりなどで費用を追加請求することはありません。

もし、費用がかかる場合は「自分も手伝うので無料にしてほしい」と相談することで追加料金を払う必要がなくなる事もよくありますので、試してみてください。

注意点2、ローンの支払いが残っている場合

ローンが残っている場合は、許可なしに原付を勝手に処分する事ができません。

今はローン会社があなたに原付を貸しているという状態になっているからです。 廃車にするための書類手続きも、ローンを組んでいる会社からの所有権解除の証明書がなければ受理してもらえません。

処分先ローン対応
バイク買取業者(バイク王など)
廃車専門業者
2輪車リサイクル指定取引所
バイクショップ
不用品回収業者
解体業者

なお、表にもある通り、ローン中でも安全に無料で売却できるのはバイク買取業者です。

ローンが残っているバイクを賢く買取してもらう方法

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処分が終わったらやること

自賠責保険の還付手続き

原付を乗るときに前もって支払っている強制保険があります。それを自賠責保険といいます。 保険が残っている期間によっては、加入した会社に返還手続きを行うことでお金が戻ってきます。

(例:残りの期間6か月の場合=約1230円還付)

なお、一部の買取業者は、自賠責の返金額を前払いしてくれるところもあるので、バイクを売るときの自賠責保険は「払い戻し?」or「買い上げ?」どっち?からより詳しい内容をご確認ください。

任意保険の解約・中断手続きをする

任意保険を一括で支払っている方は「解約返戻金」を受け取ることができます。解約は等級を失ってしまうので中断を選択される方もいます。いずれにせよ、処分が決まっていれば、余分な費用を払う前に任意保険の手続きを行いましょう。

※以下、任意保険会社一覧

     
任意保険会社 電話番号営業時間
東京海上日動火災 0120-868-100 平日:9時~20時/土日祝:9時~18時
損保ジャパン日本興亜 0120-238-381 平日:9時~20時/土日祝:9時~17時
アクサダイレクト 0120-266-193 平日:9時~20時/土日祝:9時~17時
チューリッヒ 0120-760-819 平日:9時~20時/土日祝:9時~17時
三井ダイレクト損保 0120-258-312 平日:9時~22時/土日祝:9時~18時
三井住友海上 0120-288-861 平日のみ:9時~17時
あいおいニッセイ同和 0120-101-101 平日:9時~19時/土日祝:9時~17時
朝日火災海上保険 0120-115-603 平日のみ:9時~17時
共栄火災海上保険 0120-719-112 平日のみ:9時~18時

自賠責保険と任意保険の契約先が違うことはよくあります。自賠責保険も上記の表から手続きができます。

【まとめ】損しないために自分にあった処分方法を選択しよう

原付バイクの処分で最も良い方法とは? バイクや原付の処分が終わるまでに、業者探し、書類の手続き、引取り料、原付の状態など、いろいろと考慮することがたくさんありますね。

何から手をつけていいか分かっていないと効率が悪く、かえって時間がかかってしまうことも。そうしているうちに税金の時期がやってきます。

でも、これにそって処分を進めていけばOK!間違いなく損しません!