バイクを売る時期としては、春か秋に売るほうが売値が高くなる傾向があります。春の4月にはバイクを買う人が増えるため、販売するバイクが無くなると困るバイクショップは、高いお金を出してもお店はバイクを高く買おうとするためです。
単純に春と秋に売れば高く売れるのかというと、そういう訳ではありません。バイクは日が経つほど各部は劣化し、走行距離が増えるほど価値が下がっていくからです。
時期以外にも、自身のバイクの「状態」によって「どのタイミングが一番高く売れるのか?」を知ることが大切です。
■目次
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【無料】買取価格をチェックする時期だけで決めると大抵は損する
一般的には3月、9月に買取価格が上がります。バイクによりますが、平均すると1~2万は上昇するのため、この時期に売却することは間違っていません。ただし、この時期に必ず売れば得するのか?というと必ずしもそうではありません。バイクの乗り方や状態はひとそれぞれであり、自身のバイクと全く同じ状態のものは存在しないからです。
そのため、「3月か9月に売れば高く売れる?」と聞かれれば、「年式、走行距離、モデルチェンジの情報による」と答えが返ってきます。つまり、バイクの売値は「時期や季節」以外にも価値を左右するものがあるので、その点を抑えて最適な(最も高く売れる)タイミングを見つけていく必要があります。
コロナで変わったバイクの価値
コロナ前の2020年5月から徐々に価格が上がり始め、7月を境にほぼ全てのバイクの価値が上がりました。つまり、昔よりもバイクを高く売ることができるという事です。これは巣ごもり需要で、バイクに乗る時間が増えた事や、ウーバーイーツなどのバイク需要が拡大したことが主な理由です。以下は3000種のバイクの50万件の価格データから算出されたグラフになります。
特に古く希少価値の高いバイク(旧車や絶版車)は価値が2~3倍以上になり、それに伴って販売価格も上がっていることを感じてる方も多くないと思います。過去0円だった原付でさえも、2~3万は値が付く事が当たり前になっています。コロナの収束はいち早く願いたいですが、同時にこの間は価値が上がっているという事だけは覚えて置きましょう。
※相場は常に変動しているため、上記のグラフと現在価格には誤差が生じます。
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【無料】買取価格をチェックする走行距離で売値をコントロールする
走行距離は距離が増えるた分だけ値段が下がります。なので、価値を維持するだけなら、バイクを乗らずに、時期を待って売るのが正解です。しかし、通勤や仕事で使わなければならない人がいるでしょう。その場合は「走行距離のボーダーライン」を覚えて置きましょう。ボーダーラインとは、一定の走行距離までは買取価格は下がりにくいですが、一定の距離を超えると急激に買取価格が落ちるラインの事です。
このボーダーラインを知っておけば、「この距離までは走ってOK、超える前にバイクを売る」と、計画することができます。以下が代表的なボーダーラインです。
価値が急激に下がりやすい「走行距離のボーダーライン」 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
1,000km | 3,000km | 5,000km | 10,000km | 15,000km | 25,000km | 30,000km |
ちなみに「過走行」という走行距離の幅があります。原付の場合は10,000km以上、それ以外の排気量は30,000km以上を業界的には「過走行」といいます。この距離になると、価値が緩やかに下がっていく傾向があります。例えば3,000kmと、3,500kmでは10万の差がありますが、30,000kmと35,000kmでは2万ほどしか差がない場合などがあります。
これに当てはまる方は、ある程度バイクを乗り回せる自由があるため、あまり買取価格に振り回されずに自身のタイミングで売る事ができると考えても良いでしょう。
ちなみに、バイクによっては、世の中に3000km以上のものしか残っていないバイクもあります。その場合は平均の走行距離が基準になります。そこから3000km、5000kmと増やして行った時に相場がどう変化するかを見ておく必要があります。
走行距離は、唯一自身で価値をコントロールできるポイントです。高く売るなら走る距離をできるだけ減らします。
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【無料】買取価格をチェックする年式でタイミングを決める
バイクを売る時期を決めるには、「年式」の存在も重要です。年式は、そのバイクが販売された年の事で「初年度登録」とも言います。車検証などの書類から確認できます。
年式は古くなればなるほど価値は下がるため、2021年に売るよりも、年を越す前の2020年に売ったほうが高く売ることができます。これは、特に年式が新しいバイクほど値下がりする金額が大きくなり、逆に年式が古すぎるバイクは値下がりしにくい傾向にあります。つまり、値下がりしやすい年式のバイクなら、一刻も早くバイクを売るほうが良いでしょう。
値下がりしやすい年式なのかは、上記の表から、ある程度分かります。年式が新しく在庫数が少なければ、大変価値が高い事に等しいので価値は下がりにくいでしょう。逆に年式が古く在庫数が多いと、買う側はできるだけ新しいバイクを選ぶので価値はとても下がりやすいのです。在庫数はgoobikeで確認することができます。つまり、世の中に出回ってるバイクの数(在庫数)が少なければ値下がりしにくいので、いつ売るかは自分のタイミングで決められます。反対に在庫数が多ければ値下がりしやすいので、年式が古くなる、年末までに売り、できれば3月、9月の買取価格が上がる時期に売りましょう。
モデルチェンジの影響と売却のタイミング
基本的には、モデルチェンジはバイクメーカーから事前に告知があります。告知があるタイミングでは価値はそれほど変動しましせんが、発売された後に大きく変動します。下がる場合もあれば、逆に価値が上がる場合もあります。それは誰にも予想できません。バイクの性能や、デザインなどが、旧型よりも勝っていた場合、価値は下がりますが、そうでない場合は旧型の良さはそのまま認められ価値が下らないこともあります。
こういったバイクをお持ちの方は、告知のタイミングで「この後もこのバイクに乗り続けるのか?」を考える必要があります。もし「乗らないかも」と思うなら売ったほうが無難です。なぜなら、モデルチェンジ後に価値が下がってしまうと大損してしまうからです。逆に価値が上がることを見込んで賭けに出るもの良いでしょう。その場合は、より詳しい人に聞くか、時間があれば買取業者に試しに査定してもらい、現在価格を確認する方法があります。
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【無料】買取価格をチェックする最適な売却タイミングの見極め方
タイミングの決め方についてですが、基本的には損をしないために簡単なセルフチェックを行いましょう。以下に「売却のタイミングを決めるYES・NOフローチャート」をご用意しました。
まず始めに「あとどれぐらい乗るのか?(走行距離が増えるのか)」を考えます。つぎに、「自身のバイクにどれほどの価値があるのか?」を確認しますが、このコロナ渦で持っているバイクの価値が高まっている場合は、乗る乗らないにかかわらず、売却を急いではいけません。できるだけ多くの見積もりを比較する必要があります。
逆に、価値がそれほど無かった場合についてですが、乗り続けながら売却を考える場合は「走行距離ごとの買取価格がどう変わるか」を確認します。価格が急激に下がる一定距離を越えないようにします。
乗らない場合ですが、「良い保管環境で保存できるか」を考えます。できる場合は、年内に買取価格が上がる3月、9月に売却します。逆に保管できるほど整った環境がない場合は、雨などによってサビが発生し価値が著しく下がるため、早く売却する事をおすすめします。
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【無料】買取価格をチェックする「どこで売るのか」で値段も変わる
最後にタイミングも重要ですが、「どこで売るのか」で、バイクの売値が決まります。「価値」は上記の「走行距離、年式」などで決まってきますが、値段は買う側が決めるためです。一般的には買ったお店に相談しますが、決してそこの買取価格が高いわけではありません。高く買取してもらえる業者には限りがあります。そちらについては、「おすすめの買取業者19選」をご確認ください。