バイクの買取には「相見積もり」という方法があることを知っている方は少ないかもしれません。
簡単に言うと「相見積もり」とは、自分のバイクを一斉に複数社から査定してもらうことです。
以下、バイク買取の「相見積もり」について、わかりやすく解説していきます。
■目次
バイク買取の「相見積もり」とは?
例えば、引越しをする際に、複数の引越し業者から見積もりを同時にお願いして、料金を比較したことのある人もいるのではないでしょうか?
バイクの「相見積もり」も同様で、複数業者に同時にバイクが置いてあるところまで来てもらい、各社でオークションのように競り(駆け引き)をしてもらう方法のことを「相見積もり」と言います。
バイク買取の「相見積もり」を行う上で重要な3つのポイント
相見積もりをしてもらうとき、大きく分けて3つのポイントを抑えておくだけで、相見積もりはきっと上手くいくでしょう。
①相見積もりを行う旨を事前に各買取業者に伝えておく
相見積もりをお願いするときは、マナーとしてそれぞれの買取業者に「相見積もりをする」ということを事前に伝えておかなければなりません。
買取業者からすると、「個別での査定」と「相見積もり」はまったくやり方が異なります。
事前に伝えておかないと、買取業者の信頼をなくしてしまう可能性があるので気を付けましょう。
②相見積もりの査定日の調整はすべて自分で行う
複数の業者とのやり取りを個人で行わなければならなくてはいけないのが相見積もりの面倒なところです。
業者間で相見積もりの日程を調整してくれるはずもないので、迷惑のかからないように責任を持って取り組むようにしましょう。
③買取業者間での駆け引きをうまく誘導する
査定場所に一斉に集まり「いざ査定!」となった後、相見積もりによる各社の査定額が出た後の行動が一番重要なポイントとなります。
「この金額だったら即決で売却したい」と伝えることで「ではうちが!」と業者同士の駆け引きが行われ、査定額が希望額に届く可能性が高まります。
ただし、あまりにも現実的でない金額を提示してしまうと「このお客さんから買取は難しそうだからやめておこう」と思われてしまうので、買取相場などを踏まえた上で希望の買取金額を提示するようにしましょう。
「相見積もり」と「個別での査定」のメリットとデメリット
相見積もりと個別での査定、どちらが良いのかいまいちよくわからないという方は、以下のそれぞれのメリットとデメリットを理解しておきましょう。
「相見積もり」の特徴
メリットとしては、業者間のやり取り次第で買取額が上がることです。
一方でデメリットは、日程の調整や相見積もりの依頼をすべて個人で行わなければならないので、非常に手間がかかるということです。
あた、上手く買取業者間での駆け引きを誘導して、査定額をアップさせる必要があります。
「個別での査定」の特徴
個別で査定を行ってもらうことで、1社1社の査定士とやりとりをできるので、現在のバイクの状況が一般的に丼レベルなのか、査定(見積もり)金額の根拠は何なのかなど、しっかりと時間をかけて説明を受けることができます。
バイク買取において「相見積もり」と「個別での査定」はどちらがお得?
最後に、上記の内容をもとに、「相見積もり」か「個別での査定」のどちらを選ぶべきかを説明していきます。
時間をかけても良いという人は「相見積もり」がおすすめ
日程の調整を、買取業者ごとに行い日程を決めることが手間ではないんであれば「相見積もり」をおすすめします。
個別での査定よりも、買取額がアップする可能性は格段に高いので、手間はかかるものの日程さえ決まってしまえば、その日のうちに最適な買取業者を見つけ出すことができます。
時間をかけてもいいから少しでも高くバイクを売りたいという人には「相見積もり」が最適でしょう。
堅実に納得のいく買取を望むなら「個別での査定」がおすすめ
「個別での査定」の場合、査定の日程が決まりやすいので「相見積もり」と比較すると手間を極端に省くことができます。
全ての査定を終えるまでに手間がかかるものの、査定を終えてから納得のいった買取業者を選ぶことができるが最大のメリットでしょう。
個々の業者を時間をかけて比較できるのが強みである一方で、一般的には、査定をしてもらってから1週間以内にどこの会社にするか決めたほうが良いとされています。(買取相場が1週間ごとに変動してしまうため)
買取の方法を正しく理解して、賢くバイクを買取してもらいましょう。